トップ > 最終更新:'24/03/31

’24年 3月 10日(日)

3月初めの販売は気づけは定番以外はすべて素材と素材を合わせるシフォンケーキでした。 酒粕とあんこ、抹茶とホワイトチョコ、珈琲とカカオニブ、ジンジャーと黒糖、苺ミルク。同じ素材のみのシフォンケーキの時もあればかけ合わせばかりの時もあり、無意識にながらもその時の食べたい味覚で作る方向性がそろうことがなんだか面白く感じます。

 作れば作るほどああしたいこうしたいが湧いてくるのはなんなんだろう?のこの感覚も不思議で面白いです。 いつまでもシフォンケーキを通じて自分探しをしているみたいです。 一応半世紀以上生きているのですがどうもまだまだっぽいです。

掛け合わせシフォンいっぱい! お花と一緒だとより春を感じます

  

’24年 3月 23日(土)

販売時のラインナップを考えるとき、すぐ決まる時もあるけどなかなか決めきれない時があります。  季節系、ドライフルーツ系、ナッツ系、飲み物系、セーボリー系、あんこ系、チーズ・ヨーグルト系、マーブル系などざっくりですがカテゴリーを分けてます。 たまに同じシリーズ集合なラインナップにする場合もありますが、できれば同じ系統に偏らないように組み立てることが多いです。 お客さんからリクエストを頂く時はそこから他を組み立てるのでまた違った楽しさがあります。

 切るのが楽しみなマーブルシフォンケーキ、試行錯誤でドキドキしながら調整するチャレンジ系、温度調節が大切なチーズやヨーグルト系のシフォンケーキ、レシピに書き込んだ走り書きのような自分メモを見逃さないように気をつけて作季節もののシフォンケーキ。

シフォンケーキを焼くのは一緒なのですが、それぞれ注意点や分量が違います。毎回緊張感いっぱいで作ってます。 想像している感じにやきあがってくれると本当に嬉しくなります。

マーブルの断面が楽しみです この時期数回だけの桜シフォン

  

’24年 3月 30日(土)

熱海のMOA美術館がお休みだったので、 熱海山口美術館へ。  築40年くらいは経ってると思われる1、2階が事務所の団地を改修して美術館になっており、展示されている絵画や陶器や銅像的なものは美術に疎い私も名前は知っている方々の作品が多数ありました。

西洋や日本の作品やお茶の世界や近代まで幅広く展示されています。 団地をザクザクっとリノベしたラフな空間にある美術品はとても身近で堅苦しさのかけらもなく、自由に元の部屋や共用部分、美術品の想像にふけることができました。

最後、小皿に簡単な絵付けする体験のあと国宝の方の器でお抹茶をいただく流れが自動的についており、それも含めなんだか不思議な気分でした。 シフォンケーキがあったので記念にいただきました。お抹茶と甘さのあるふわっとしたプレーンなシフォンケーキ。この組み合わせは初めてのかも?いや、どうだったかな??

ふわっとあまいシフォンケーキ 抹茶とシフォンケーキ、合います!

’24年 3月 31日(日)

先日の販売に、ずーっとライフワークで続けているこのシフォンケーキのwebサイトを見てくださっていた方が、えい!明日行っちゃえ!って感じで来ましたと軽やかに話してくださいました。 朝、家を出て新幹線に乗ってたぶん3時間以上かけてきてくださったんだと思うと、とてもとてもありがたく、そして出かけるきっかけのかけらにしていただけたことが嬉して感慨深く心に残りました。

 その方や今までに遠方から来てくださった方々のお顔を思い出し、私も!とふらりと一人旅で会いたい方々に会ってきました。会いに行く旅は格別でした。背中を押していただきありがとうございました。

いい時間でした